糖質制限での減量の安全なペースについて

糖質制限ダイエットは最近話題の新しいダイエット方法です。たんに痩せるだけでなく健康な身体になることもできるのです。食事の量はしっかり摂取しますし、肉、魚、卵や大豆、乳製品などのタンパク質、そして脂質もしっかり摂取するために満腹感を得ることができるので、ダイエットにありがちなストレスを感じることなく続けることができる方法です。

しかし、ただし糖質制限の方法を守らなければ安全に、また健康的ににダイエットができません。身体に負担をかけない安全な減量ペースは1カ月に1kgから2kgです。もともと中性脂肪が多い太り気味の人は、糖質制限することによりスムーズに痩せていきます。正しい方法で1か月に3kgほど痩せるケースは、標準よりもかなり太っている人なので特に問題はありません。

1カ月に4kg以上のペースで痩せるケースは正しい方法ではないですし、身体に負担をかけてしまうので食べる量を増やす必要があります。糖質制限ダイエットはその人の適正体重になります。決して痩せすぎることはないのです。減量のペースが速すぎると体力が低下しますし、体調不良にもなります。

糖質制限ダイエットの正しい方法は、砂糖やハチミツなどの甘味料はもちろん、ご飯、パン、麺類などの炭水化物、いも類やトウモロコシ、ゴボウや人参などの糖質の多い野菜、ケチャップやウスターソース、白みそ、オイスターソースなどの糖質の多い調味料の摂取量を制限する方法です。それと同時に糖質の少ない野菜も摂取しつつ、肉や魚、卵、大豆、乳製品などのタンパク質とバターやオリーブオイルなどの良質な脂質を今までよりも積極的に摂取するのです。

減量のペースが速い場合、いつもの食事から糖質のみ制限している可能性があります。しっかりタンパク質と脂質を摂取しなければ栄養不足になってしまいます。タンパク質や脂質は肥満と老化の原因と思われていましたが、糖質の過剰摂取の方が肥満や老化の原因となります。糖質はエネルギーとして使用されますが、余った分は中性脂肪となります。

また、体内のタンパク質を結合して糖化という細胞劣化の原因となります。それが老化現象を引き起こすのです。タンパク質や脂質は血液や筋肉となり、またさまざまなホルモンの原材料です。脳の大半も脂質です。心身の健康の為にはタンパク質と脂質が必要なのです。
正しく糖質を制限することによって、健康を維持できる適正体重になることができます。